不動産担保ローンは、自身の所有する不動産を担保にお金を借りる方法です。このローンの特徴は、借入可能な金額が高額になりやすいことや、通常よりも低金利での融資が可能なことです。ここでは、不動産担保ローンを利用するまでの流れや必要な書類について詳しく紹介します。
不動産担保ローンの審査や契約では、多くの書類を準備する必要があります。スムーズに融資を受けるためには、自分が「いつ」「どの書類を」「どこで」取得すべきかを事前に把握しておくことが重要です。ここでは、申込者の属性や手続きのステップごとに必要な書類を詳しく解説します。
不動産担保ローンでは、申込者の働き方(属性)によって、特に収入や業績を証明する書類が大きく異なります。ご自身の属性に合わせて、必要な書類を確認しましょう。
会社員などの給与所得者は、安定した収入を証明するための書類が必要です。主に直近1〜2年分の源泉徴収票や住民税決定通知書の提出が求められます。給与収入が確認できれば良いため、書類の準備は比較的シンプルです。
個人事業主の場合は、事業の収益状況を正確に把握するための書類が必要になります。主に直近2〜3年分の確定申告書と納税証明書が求められます。事業の安定性や業績の推移が審査に大きく影響するため、複数年分の提出が必要になるのが一般的です。
法人として申し込む場合は、会社の業績と代表者個人の情報の両方が確認されます。主に直近2〜3期分の決算書、法人税納税証明書、商業登記簿謄本(履歴事項全部証明書)の提出が必要です。これらに加え、代表者個人の本人確認書類も必ず求められます。
書類は一度にすべて準備する必要はなく、手続きの進捗(ステップ)に応じて段階的に求められます。どのタイミングで何が必要になるか、全体の流れを把握しておきましょう。
金融機関への最初の相談や仮審査の段階では、おおよその融資可能額や不動産の価値を簡易的に査定します。そのため、この時点では手元にある本人確認書類や、直近の収入がわかる書類(源泉徴収票など)のコピーがあれば十分なケースがほとんどです。まずは手軽に用意できるものから提出し、審査の目安を確認します。
仮審査を通過し、正式な審査(本審査)や担当者との面談に進む段階では、信用情報や担保不動産の詳細な調査が行われます。このタイミングで、印鑑証明書、住民票、不動産登記簿謄本、納税証明書など、公的機関で発行された原本の提出が必要になります。市区町村役場や法務局での取得に手間と時間がかかる場合があるため、余裕を持った準備が大切です。
無事に本審査を通過し、融資条件に納得して契約を結ぶ段階です。金銭消費貸借契約(ローン契約)の締結や、抵当権を設定する登記手続きを行います。この最終ステップでは、正式な契約のために実印を持参するほか、不動産を担保に供する証明として不動産の権利証(登記済証または登記識別情報)が必要になります。
公的書類を取得する際は、取得場所と有効期限に注意しましょう。実印の印鑑証明書や住民票、固定資産税評価証明書は市区町村役場で取得でき、一般的に発行から3ヶ月以内のものが有効とされます。担保となる物件の不動産登記簿謄本(登記事項証明書)や公図などは「法務局」やオンラインで取得します。書類に不備や期限切れがあると審査が遅れる原因になるため、取得のタイミングには十分に気をつけましょう。
自分以外の家族名義の不動産を担保にする場合や、法人借入で代表者が連帯保証人になる場合は、担保提供者(物上保証人)や保証人自身の本人確認書類、印鑑証明書、実印も必要になります。また、ローンの利用目的が他社からの借り換えの場合は、現在借入中のローンの返済予定表や残高証明書が追加で求められます。事業資金として利用する場合は、事業計画書や資金繰り表の提出が求められることもあります。
A.はい、可能です。ただし、不動産の名義人(担保提供者)の同意が必要であり、名義人の方の実印や印鑑証明書などの書類が追加で必要となります。
A.はい、顔写真付きのマイナンバーカードは有効な本人確認書類として利用できます。ただし、顔写真のない「通知カード」は本人確認書類として認められませんのでご注意ください。
A.権利証は再発行ができません。紛失した場合は、司法書士による「本人確認情報の作成」や、法務局からの「事前通知制度」を利用することで代替手続きが可能ですが、費用や時間がかかるため、早めに担当者へ相談してください。
ここでは、大阪に拠点を持ち、個人向けの不動産担保ローンを提供している会社の中から、諸費用無料項目(※1)が多い3社を紹介します。(2021年6月調査時点)
※1.事務手数料、調査料、繰り上げ返済費用、解約金
ビジネスクルー
三鷹産業
SKトラスト