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よく聞かれる不動産担保ローンの失敗例

不動産担保ローンを利用した人たちから聞かれる主な失敗談を見てみましょう。

不動産担保ローンの主な失敗例

返済が苦しくなった結果、担保の不動産を失ってしまった

不動産担保ローンとは、文字通り、所有する不動産を担保に入れて融資を受けることです。よって返済が滞り、かつ完済の見通しが立たなくなってしまえば、担保たる不動産を売却しなければなりません。

なお、たとえ担保を売却したお金を債権者に支払ったとしても、一般には全額の返済とはなりません。多くの場合、残債が残ることを避けられないでしょう。

途中解約をしたら違約金を請求された

金融機関にもよりますが、資金の目途がたって途中解約(繰り上げ返済)をした場合、違約金や手数料を請求されることがあります。途中解約に関する規定は、かならず融資契約を結ぶ前に確認しておくようにしましょう。

不動産価値が下落したため、追加で担保を要求された

担保に入れた不動産の資産価値は一定ではありません。返済している過程で、融資額に見合わないほど担保価値が下落してしまった場合には、金融機関から追加で担保を要求されることがあります。貸付期間が長期になればなるほど、このリスクは高くなるでしょう。

すぐに融資をして欲しかったのに、融資実行までに時間がかかった

一般に不動産担保ローンを利用する人は、急ぎで融資を受けたい事情があります。ところが融資をする側にとっては、その不動産の担保価値をきちんと算定しなければ貸し付けることができません。そのため、中には「融資実行までに思ったよりも時間がかかってしまった」と感じる人もいるようです。

不動産担保ローンを申し込んだ場合、融資実行までに1~2週間を要すると考えておきましょう。

もとより融資を受けられなかった

再建築ができない物件、災害リスクの高い場所にある不動産、老朽化が著しい建物などは、ローンの担保に利用できないことがあります。万が一のときの返済金に充てるための不動産なので、買い手がつかないような不動産には担保価値がないと判断する金融機関もあります。

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