ここでは大阪で不動産担保ローンを利用する際の注意点についてまとめています。
大阪で不動産担保ローンを利用する際は、地元で評判の良いローン会社を選ぶことが先ず大切です。担保物件の審査が必要な不動産担保ローンは、物件所在地とローン会社が地理的に離れているとそれだけ日数も調査費用も余計にかかります。
また不動産担保ローンは比較的高額の借入れになることが多いので金利など有利な条件のローンを選ぶことが鉄則ですが、「即日融資します!」「ぜったい融資可能!」など有り得ない誇大表現(おとり広告)に惑わされないように注意が必要です。その他に不動産担保ローン会社を選ぶときの注意点を、いくつか上げてみましょう。
貸金業者は営業所を置く都道府県知事から、貸金業の登録認可を受けることが義務づけられています。登録を行っている合法的な貸金業者の企業概要には「大阪府知事登録(3)第12345号」などのように、登録番号が掲載されているはずです。
登録番号の前の「(3)」は更新回数の表示で、貸金業登録は3年ごとに更新することになっているので「(3)」なら7年以上9年以下の業務年数が経過していることになります。登録番号を掲載していない業者は、いわゆるヤミ金業者の可能性があるので要注意です。
また登録番号を詐称している例も無いとは言えないため、相談する前には必ず金融庁ホームページの「登録貸金業者情報検索サービス」などで登録が正当なものかを確認した方が安心です。
比較的高額の借入れになる不動産担保ローンでは、少しの金利の違いでも利息額に大きな違いが生まれます。借りる立場としては金利は安いに越したことはないのですが、他のローン会社と比べて余りにも低過ぎる金利を提示している会社は、違法性なり何なりの裏の事情が介在する可能性があるため注意が必要です。
また表面上は安い金利を提示していても手数料などで事実上の金利(実質金利)が高くなることもあるので、金利だけにとらわれず契約時にかかる手数料にも注意を払うことが大切です。
不動産担保ローンの融資金額は、通常100万円程度から数億円(1〜3億円程度)です。融資金額はローン会社による審査の結果決まりますが、審査の方法は各社バラバラなので融資可能額も一定ではありません。
ローンを組む際にはあらかじめ数社に見積もりを出してもらって、金額や融資条件を比較して決めると失敗が少ないでしょう。
また担保物件に対して多過ぎる融資額を受けると、万一破綻した場合に担保物件だけでは借入金の弁済ができず、事業や個人の生活にまで影響を及ぼすことがあるため注意が必要です。
不動産担保ローンのメリットは、比較的高額な融資を短時日に都合立てできることにあります。事業資金などではタイムリミットがあるため、融資までのスピード感は非常に重要です。申込の際には前もって、審査にかかる時間や融資までの日数を確認しておくと安心です。
一般的な担保には物的担保と人的担保があります。物的担保は不動産の低抵当権など、人的担保は保証人(連帯保証人)などのことです。不動産担保ローンは担保として物的担保の不動産を提供するので、原則として連帯保証人は必要としない契約が多いようです。
しかし第三者の不動産を担保にする場合や、申込者が法人の場合は連帯保証人が必要になることが多いので確認しておくと良いでしょう。
不動産担保ローンの返済方法には元金均等返済、元利均等返済、ボーナス併用返済、自由返済、一括返済、利息払い元金一括返済など、様々な種類があります。返済期間についても極めて短期のものから、住宅ローン並みに長く設定できるものまであります。
返済方法・返済プランはローン会社によって異なるので、予め比較して自分の条件にあった返済ができる会社を選ぶと良いでしょう。不動産担保ローン会社のホームページには返済シミュレーションが搭載されていることが多いので、それを利用して返済の目安をたててみることも一法です。
不動産担保ローン会社の中には、融資対象者の年齢を制限しているところもあります。また中途解約の際の違約金や繰上げ返済手数料なども、会社によって取り扱いにかなり違いがあります。ローンは借り入れたときから返済が始まる契約です。長い返済の間に計画を変更しなければならなくなった時のことも考慮して、自由度が高い融資条件を選ぶことが大切です。